2025/05/19 15:28
東北にもそう思っている。なんかやれることを探している。
「共に生きる。それぞれに生きる。」
「あなたが元気だから私も元気。」
多分似たような言葉を並べ出したら今日の報告は終われるかも。
でも、今日の報告。
また新しい報告ができることを願っている。
能登のコンビニは夕方に閉じる店も多い。
なんだったら日曜は休み。
利用する人が少ないのか?働く人がいないのか?
8番ラーメンも毎日営業をできない。
週三日限定での営業。
飲屋街で営業できてるのが数える程。
スーパーが無い町。
使えなくなった港。
崩壊して自慢できなくなった名勝。
これが今の能登。
自前の酒蔵でお酒を作れるのが二軒。
水がこない田んぼ。
砂浜を走る幹線道路。
埋まってしまったトンネル。
地形が変わってしまった山。
持ち主のない倒壊家屋。
何日かいると自分の目で見つけてしまう今の能登。
よく喋ってくれるおばあちゃんたち。
命からがらぺちゃんこの家から逃げた。
歌が始まったら立ち上がって踊る人。
大きな声で歌ってくれる人。
音楽に喜びの表情をいっぱい湛えてくれる人。
ライブに仲間を一所懸命呼んでくれる人。
地震以来一日も休めない市会議員。
みんなの話を聞いて何回も何回も涙を流した。
引っ込み思案なおじちゃんたちを心配する新聞記者。
移住を決めてレストランを始める人。
スーパーを一人で始める人。
災害を超えて満員のカレー屋を続ける人。
日最後一月も経たないうちに炉端焼きを再開した人。
必死で復興の糸口を探し続ける人。
今の能登に息づく人。
仮設住宅の窓にサンシェード取り付けを思いたち珠洲中の仮設にかけた人。
工夫を凝らしてボランティアのご飯を充実させた人。
いつも明るく柔らかくボランティア同士を繋ぐ人。
能登を支援する人。
目の前で愛車が潰れたり、家がペシャンコになったり。
潰れた家から這い出したり、あのみたことのない崖崩れを目の当たりにしたり。
そんな人にできることはなんだろう。
答えは一つもない。
私にできること。
能登が元気になるためには、足を運べる時は足を運び、自分の目で能登を見つめること。
被害の悲惨さを知るのは人生の大きな経験だ。見たことのない人に見に行ってみようと思ってもらうこと。
もっと重要なのは、能登の好きなところを能登の人たちと見つけること。
それが生き延びるエネルギーになるし、能登が本当に元気になる糸口になる。
能登を訪ねたら、必ず再会の約束をする。これが一番大事だよね。
「また来るから、元気でいようね。」
それは私の元気の素にもなる。
「また必ず会いに来るから。」